神無月(10月)の「おもてなし」

味暦歳時記 「 仲秋の名月(お月見)」 10月2日~8日

     <昔ながらの月見飾り>

中秋の名月とは陰暦八月十五夜の満月を云い、今年は10月4日にあたります。
縁側の月の前に秋の七草を飾り、団子・柿・里芋・酒を供えて名月を賞でるのが
月見の宴でございます。

古人は冴え渡る月の光を心行くまで鑑賞するために、総ての明かりを消したと
申します。 古来よりこの夜には、月を賞するに衣被(きぬかづき)を三方に盛って
供える風習から中秋の名月を一名 「芋名月」と呼び里芋や柿を供え、またこれに
対して陰暦九月十三夜の月を「栗名月、豆名月」と云い、栗や大豆を供えて月を
賞でます。

今週では「お月見」に因んだ先付けとして <お一人様 540円> をご用意致しました。

■ 海老の萩真薯 (南瓜や小豆を萩の花に映した海老真薯蒸し)
  月色生麩&月見団子添え

今週では、店内あちこちに設えます昔ながらの「月見飾り&秋の七草」に
今ではあまり見かけられなくなった「お月見の風情」と、出回り始めました
「秋の味覚」や炉端焼きの数々を ごゆるりとお楽しみ下さいませ。

因みに、霜月(11月)の「おもてなし」では 「紅葉狩り」 を予定致しております。


監修・広島「爐談亭」