弥生(3月)の「おもてなし」

弥生(3月)の「おもてなし」

味暦歳時記「桃の節句」

三月三日の「桃の節句」は、五節句のひとつでございます。
この日には紙雛を川に流し送る「流し雛」が 雛祭りの源流で
祓い(はらい)の為の人形(ひとがた)に供物をささげて
もろもろの凶事をこれに負わせたと云い「端午の節句」同様に
我が子の成長を祈るのでございます。

「桃の節句の膳」を酒の肴に、酒に桃の花びらを浮かべて「雛の酒」と
洒落込むなどと、私達酒徒もそれくらいの風流心とひとときを持ちたい
ものでございますね。

当店では如月の「おもてなし」として、「桃の節句の膳」をご用意致し
「雛祭りの宵」をお楽しみ頂ければと存じます。

桃の節句の八寸(前菜)一汁五菜 <お一人様・1.800円>

●食前酒 梅花白酒の朱杯一献

●一汁 手まり麩 白味噌仕立て

●五菜 雛祭り菱形真薯 
      早春鰆の白桃焼き
      菜の花と貝柱の酢味噌
      海老の葱油
      よもぎ鶏つくね

■期間 <三月一日(水)から4日(土)まで>

■この期間中のみ 、誠に身勝手ながら ご来店の皆様に
 前菜お付出しとして、上記の一汁五菜 「桃の節句の八寸」に
 食前酒・桃花びら白酒の一盃付きと雛祭りの風情を添えまして
 (1.800円)を頂戴致します。その他は炉端焼など通常通りの
 メニューよりご注文頂きます。

 今宵はどうぞごゆるりと、味暦歳時記「桃の節句」と
 備長炭の炉端焼き「火の味」をお楽しみ下さいませ。